福岡市 東区のお客さまより、ニッサン セレナの板金塗装のご依頼です。
バックでポールに接触したという事で、リヤフェンダーとバンパー及びテールランプが損傷しています。
鈑金でも修復は問題ありませんが、以前に修理歴があり状態がかなり悪いです・・
今回は車両保険での修理でして、アジャスターさんから交換を認めていただいたので、交換することにしました。
分解してガラスを取り外しました。
パネル交換は鉄粉や粉じんが発生するので、養生をしっかりしないと、室内が汚れたり、鉄粉でサビだらけになってしまいます。こまめなエアブローが大事です。
スポット溶接されてる箇所を一つ一つ外し、古いパネルを取り外します。
以前の修理で一度交換してありました。
こちらが新品のパネルです。
ねじで固定されるわけではなく、溶接ですべて取り付けるので、設備も重要ですが、慎重な作業が求められます。
私自身は勤めていたころからパネル交換は多く担当していましたので、得意な作業のひとつです。
スポット溶接とMIG溶接で取り付けていきます。
ちょっと工程をとばしますが、溶接ーパテ処理ーサフェーサーまで終わったら、塗装の準備です。
塗装歴のある車は、下地の状態がわからなので、作業中にトラブルが発生することがあったりします。
今回はテールゲートが三分の一補修となりましたが、以前の修理箇所が悪くて、何回か下地の処理をやり直すことになりました。
安く修理できても、後々不具合が出てくることもあって余計な出費が発生することもありますので、依頼されるときはご注意されてください。
塗装が終わって、乾燥させたら組付けです。
ガラスも接着剤で固定します。
外装の組付けが終わったら、シャワーテストで雨漏れのチェックです。
問題なければ内装を組み付けます。
自費での修理は、できるだけコストをかけたくないのは、皆さん同じかと思います。
糟屋郡新宮町の本田鈑金工業にご相談いただけましたら、他店では交換と言われて高額になってしまったお見積りでも、修理もしくはリサイクルパーツの使用で、低コストでの修理が可能な場合もございます。
もちろん今回のような保険での修理対応いたします。
ディーラーさんでの修理は、きれいになって戻ってくるのは当然ですが、鈑金で修理できる部品も交換になるケースが多いです。
ディーラーさんは部品の売り上げも利益が多いので(それだけが理由ではありませんが・・)、環境云々言われている割にびっくりするくらい交換部品が発生します。
私自身も某メーカー系のBP工場に勤めておりましたので、疑問に思ったこともあります。
交換部品によってはきれいになっても車両価値を大きく下げることもありますので、注意が必要です。
保険でも自費での修理でも、お気軽にご相談ください。
お見積もりを出したからといって、無理に当店で修理されなくても結構です。
このたびのご依頼ありがとうございました。